「何かあったら連絡できなくない?」 親の口ぐせあるある

番号 128

# お金

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しょっちゅう言ってくるけど・・

以前、知人がこんな話をしていました。

「母の口ぐせで“何かあったら連絡するから大丈夫”って言われるんだけど、連絡が来るのは、転んで病院からとか、迷子になって警察からとか、全然大丈夫じゃない・・」

思わず笑ってしまいましたが、同じ経験がある人は少なくないかもしれません。

親世代がよく口にする「何かあったら連絡するから」という言葉。
でも実際には、自分で電話できるうちは連絡してきません。本当に連絡が来るのは、自分ではどうにもならなくなったとき。家族からすると、「そこまで我慢しなくてよかったのに」と思う場面ばかりです。

転んだことも、熱を出したことも、「もう治ったから」と数日後に聞かされることもあります。

「なんでその時に言ってくれなかったの?」

そう聞くと、返ってくるのは決まって、

「心配かけると思って。」

あるいは、

「大したことなかったから。」

本人にとっては本当にその程度の出来事なのかもしれません。でも子どもからすると、転んだ時点で十分な事件です。

親の言う「何か」と、子どもの思う「何か」には大きな温度差があります。子どもにとっては転倒や発熱だけでも駆けつけたい出来事ですが、親にとっては「自分で何とかできるうちは大丈夫」という感覚なのでしょう。

心配をかけたくないという優しさなのか、それとも簡単には頼りたくないというプライドなのか。その答えは分かりません。ただ、「何かあったら連絡する」という言葉を聞くたびに、「その“何か”の基準だけ教えてほしい」と思っている子どもは意外と多いのではないでしょうか。

「お金はあるから大丈夫」

以前、知人がこんな話をしていました。

「母は昔から“お金はあるから大丈夫”が口ぐせでした。」

年金もあるし、一人暮らし。友人とランチに行ったり、たまには旅行も楽しんでいたので、「元気に暮らしているならそれでいい」と家族も安心していたそうです。

ただ、そこまでもらってないハズの年金の割には3,000円のランチに行ったり、野菜ジュースのサブスクを始めたり、謳歌しすぎているな、、と本当は少し気になっていました。

「本当に大丈夫?」

そう聞いても返ってくるのは、

「大丈夫、大丈夫。」

本人がそう言うなら、それ以上踏み込むのも気が引けます。
「私に迷惑さえかけなければ、自分のお金なんだから好きに暮らしてほしい。」
そう思い、家族も見て見ぬふりをしていました。

ところが、入院をきっかけに家計を確認すると、毎月の支払いを借り入れでつなぐ‟プチ借金”を繰返す、自転車操業状態が続いていたことが発覚しました。

「いや……これ、全然大丈夫じゃないじゃん」

そう聞くと、母は気まずそうに、

「そのうち何とかなると思ってた。」

と答えたそうです。

友人とのランチや旅行など、一つひとつは決して大きな出費ではありません。
でも「これくらいなら」を積み重ねた結果、少しずつ家計は苦しくなっていました。

知人は「あのとき『大丈夫』を信じたかった自分もいたんです」と話していました。

親の「お金はあるから大丈夫」は、残高ではなく、「子どもに心配をかけたくない」という気持ちなのかもしれません。その一言をうのみにせず、ときには少し踏み込んで話を聞くことも大切なのだと感じたそうです。

「もう長くないから」

以前、知人がこんな話をしていました。

「母は会うたびに“もう長くないから”って言うんです。」

最初に聞いたときは心配になったそうです。

「体調でも悪いの?」
「どこか痛いの?」

そう聞いても、

「いや、もう歳だから。」

と笑うだけ。

ところが、その翌月には友人と温泉旅行へ行き、その半年後には家庭菜園を始め、翌年には「スマホを新しくしたい」と言い出しました。

「もう長くないって言ってから、かれこれ10年くらい経ってますよね・・」

こんなツッコミを死ぬほど入れた人は意外と多いのではないでしょうか。

「もう先は長くない。」
「私はいつどうなってもいい。」

そう言いながら、来年の旅行を予約し、孫の運動会を楽しみにし、新しいドラマを毎週欠かさず見ています。

子どもからすると、毎回「いや、元気じゃん。」とツッコミたくなります。

でも、その言葉の本当の意味は、「いつ何があるか分からない年齢になった」という気持ちなのかもしれません。

知人は最後にこう話していました。

「最近は“もう長くないから”って言われても、『また近々旅行にでも行けば?』って返すようにしてるんです。」

すると母は笑いながら、

「そうなの、〇〇さんと行こうって話しているの!!」

と元気に答えるそうです。

親の口ぐせは、時々子どもをドキッとさせます。

でも、その一言の裏には「自分の人生のラストは後悔したくない」、「今を大切にしたい」という気持ちが隠れているのかもしれません。

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